血まみれ

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今日はサリーさんの見た夢なんだろうか・・・怖いお話だよー!!

【怖い話】血まみれ

血まみれ

私の夢は、往々にしてモノクロである。

時代の古いテレビを見ているような、そんな具合だ。

だが、何か面倒な事態になっている時や、厄介なお客さんと同伴してしまった時など。奇妙な色調整になってしまうことがある。

風景はいつもの様に、古びたモノクロだが一箇所だけ、または関係者だけは、カラーなのだ。

今迄、何回か見てしまったが、特に印象に残る夢があった。

あれは、産婦人科に入院していた知人のYさんを見舞いに行った時だった。

あまり順調とは言えない状態だったので、知人は不安に囚われていたらしく、取り留めのない話をだらだらと続けていた。

退屈窮まりなかったが、そこは見舞いという手前。

とりあえず、うんうんと頷いていた。

「Yさ~ん、検査ですよ~」

私は、ホッとした。

知人は、ベッドから車椅子に移って、看護婦さんと一緒に病室を出て行った。

やれやれ・・・

私は、窓側に置かれた椅子に移り、背伸びをした。

暑過ぎず、寒過ぎずと言う季節の狭間、あまりに静かな病室の中。

途端に、睡魔が覆い被さってきた。

私は、こっくり、こっくりと舟漕ぎを開始。

そして、夢を見た。

私は、夢の中で目覚めて、椅子から立ち上がる。

そして、振り返って病室の入り口を見た。

ぅわぁ・・・

モノクロの風景の中に、壮絶なものが立っていた。

ミイラのように痩せた女が、ぎょろりと目を見開き、私を睨んでいる。

いや、まあ、これだけでもかなり不気味ではあるのだが。

女は、全身、血塗れであったのだ。

いや、「塗れ」というより、頭から鮮血をばしゃぁっと被った様な有様だ。

夢の中だと言うのに、生温かい鮮血の匂いが充満した。

女は、血溜まりの中から、右足をずるり・・・と前に出した。

こっちへ来ようとしているのか。

「消えろっ!! 出てけっ!!」

私は、悪夢を打ち壊すように叫んだ。

纏わりつく眠りを引き剥がし、勢いよく立ち上がったので椅子ががたんっと倒れた。

見回せば、夢の中と同じ、穏やかで、柔らかな日差しに満ちた静かな病室。

はっとして入り口を見たが、当然、誰もいない。

ひどい脱力感に襲われて、くらくらした。

私は、誰にもその夢を話さなかったが、よもや、知人の身に何事かあるのでは?と心配したが、無事出産を終え、母子共に健康で退院。

いったい、あの夢はなんだったのか。

ただの白昼夢であったのなら、それはそれでいい。

ただ、気になることがあると言えば、知人が退院した2ヶ月後、その産婦人科は、閉院した。

医療事故を起こして、社会的な制裁をコテンパンに受けたせいだ。

手術中に、妊婦の大量失血死を三件も起こしたらしい。

あれは、予知夢であったのか ?

それとも、自分と同じような死に様を招くために、産婦人科に憑り依いていたのか。

今となっては、それも不明である。

お願いとお約束

怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
サリーさんの怖い話を朗読していただけたら幸いです。
その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

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