リサたん

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今日はホッコリ系のリサたんと鏡のお話だよー

【怖い話】タカタの鏡

リサたん

私のお客さんのお嬢さんから聞いた話。

小学1年生の向井リサちゃんは、家でも学校でも、リサたんと呼ばれていた。

身長が低くて、ころころした感じの、冬毛のモルモット的可愛らしさがあった。

超天然系の愉快なリサたんであったのだが。

ある日、突然、お母さんに、SOSを発したと言う。

「それが、サリー先生にお願いしてって聞かなくて」

何事か。

あの、ほんわかボケの可愛いリサたんが、私に何をして欲しいのか。

いろいろと考えたが、とりあえず、聞いてみることにした。

私は、リサたんの大好きなプリンを手土産に、リサたんの家に行った。

リサたんは、いつものほっこり具合をまったく無くしていた。

お母さんは、呆れ顔をしていたが、リサたんは、真剣そのものである。

「もう、サリー先生、お忙しいんだから!」

「あ、まあまあ、今日は、リサたんがお客さんだし」

リサたんは、むすっと小さな口を固く結んで、お母さんに怒っている。

「で、どうした、リサたん」

リサたんは、お母さんがいない所がいいと言う。

「ちょっと! リサ、なんなの!」

「あ、いいです、いいです、まあまあ!」

私は、リサたんと二人で向かい合うことにした。

「で、何があった?」

「サリーちゃん、リサたん、呪われとうと」

「へ?!  なんで!」

小学1年生女子のいきなりな発言であった。

「リサたん、どうして呪われたの?」

「リサたんの学校にね、タカタの鏡があると」

「タカタ?」

別に通信販売で高音域の声で喋りまくる社長ではないと言う。

「そのタカタってなに?」

「わからん」

「そうかぁ」

学校の怪談なんて、そんなものである。

リサたんの話によると、リサたんの学校の階段の踊り場に、タカタの鏡という、出たり消えたりする鏡があるという。

「リサたん、その鏡、見たと!」

リサたんの目は、かなり必死である。
「ふむふむ、どんな鏡なの?」
「言えんと! 言ったら、呪われるとよ!」

ほう、見ただけで呪われて、
その上、話したら呪われるとは。

「そっか、それは言えないな」
「サリーちゃん、リサたん、死ぬと?」

リサたんは、ぽろぽろと涙を流した。

はぁ・・・。

リサたんを悲しませるなんて許せない。

「リサたんは、死なないね。大丈夫だよ、リサたん」

「どうして! どうして死なんと!!」

子供というのは、これだから面白い。

死にたくない!と怖がるかと思えば、どうして、死なないのか、と聞く。

「リサたん、タカタの鏡って、どうして、タカタか知ってる?」

「わからん」

「そっか、じゃ、教えるね」

「ほんと!」

「うん、あのね、タカタの鏡ってね、

♪ジャパネット、ジャパネットォ~♪夢のジャパネットタカタ~♪

のテレフォンショッピングで買ったからだよ」

リサたんは、驚きのあまり、目が3倍の大きさになった。

「聞いたことあるでしょ、タカタのコマーシャル。だから、タカタの鏡って言われてるんだよ」

「えぇ~!! どうして、サリーちゃん、知ってると!」

「そりゃ、サリーさん、占い師だもんね」

リサたんは、何度も頷いてくれた。

素晴らしい!

天然万歳!

「サリーちゃん、占いさんやもんね!」

「そうそう、占いさんだから。だから、今からリサたんにかかった呪いを解いてあげよう!」

「ほんと!」

「よしよし、では、目を瞑って」

私は、リサたんに正座をさせて、目を瞑らせた。

「ナム・クゥリング・オフ~!  ナム・クゥリング・オフ~! ユソォ! リョウ! ホン! ニン!フタン!」

リサたんは、おとなしくお祓いを受けてくれた。

「さあ、これで大丈夫だよ」

リサたんは、ほわほわリサたんに戻った。

「サリーちゃん、タカタの鏡、どうなったと?」

私は、腕を組んで、頷きつつ答えた。

「タカタの鏡はね、タカタに帰って行ったよ」

「タカタに、帰ったと! タカタの国があると!」

「うん、仲間がたっくさんいる国に帰ったんんだよ」

「よかった、お友達がおったら、楽しくてもう来んでもいいね!」

「そうだね、ほんと」

リサたんは、うれしい嬉しいことに、復活してくれた。

お母さんは、流石は、プロ!と笑っていた。

「学校の怪談を本気にするとかねぇ、まだまだ子供やん」

いらないことは言わないでおこうと思った。

実は、「タカタの鏡」ではない。

「逆さの鏡」である。

その鏡は、右手を上げると、右手を上げるのだ。

だから『逆さの鏡』

鏡の中に映っている自分に、にやりと笑いかけられると、鏡の中へ引きずり込まれるのだ。

そして、サカサの自分が、鏡に閉じ込められた貴方の代わりに、自由の身になる。

これが、本当の「サカサの鏡」である。

いらないことは、言わないでおこう。

お願いとお約束

怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
サリーさんの怖い話を朗読していただけたら幸いです。
その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

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