不動産会社

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今日は昨日に続いて、物件怪談だよー。と言っても新米不動産社員のお話だ!!

【怖い話】不動産会社

不動産会社

某有名大学を卒業後、A君は、北九州市にある不動産会社な入社したのだが。

普通なら、ああ、就職おめでとう、頑張れよ、となる。

しかし。

その某不動産会社、黒い噂が絶えない会社であった。

東京の大学であったせいか、そんな事情を知らないまま、新入社員となってしまったようだ。

A君は、入社早々、古株の先輩と組まされた。

努力家で真面目なA君は、ただ、ただ、先輩の後をついて回るだけではなく、自分が担当するようになる部屋を事前に一件、一件、見学して回ることにした。

その旨を先輩に伝えると。

「はぁ?!」

A君は、先輩から呆れたような嘲笑を返された。

「おまえ一人で回るなら、別にいいよ」

気に障る態度であったが、A君はとにかく、七物件の住所をもらった。

休日返上して、A君はビデオ・カメラを持って、視察にでかけた。

七物件を回り切る頃には、夕暮れになった。

お客様を連れての視察ではないので、そのまま、最後まで視察に回ったらしい。

「やれやれ!」

バイクで地区中を走り回り、丁寧に撮りためた映像を持ち帰った。

「ただいま!」

A君は、自宅通勤だったので、家に帰るとご両親と妹さんがいる。

玄関からキッチンへ入った時だ。

家族の愛犬、ウェルシュコーギーのミミが、A君を見るなり、異様に怯えた。

「ミミ、どうした、おい」

近付こうとすると、歯を剥き出して威嚇を始めた。

そんなミミを家族の誰も見たことがなかったと言う。

「どうしたの、ミミ、お兄ちゃんよ」

A君のお母さんも驚いてミミをとりなそうとしたが、ミミはガタガタと震えて激しく吠え始めた。

わんわんわんっ!!

わんわんわんっ!!

これには、家族みんなが不安にさせられた。

A君は、わけがわからないでいたが、とにかく、ミミから離れて自室に向かった。

階段を登っている間も、階下からミミが激しく吠えていた。

「なんなんだよ、もう」

A君は、自分の部屋でパソコンを立ち上げて、動画を再生開始した。

「どうですか、いい部屋でしょう! 日あたりも良好ですし、マーケットもすぐ近くですよ」

A君の案内の声が、動画の中から明るく聞こえて来る。

「ここは、寝室にぴったりの部屋ですね」

白いドアを開けて部屋の中をゆっくりと撮影するビデオ・カメラ。

「ん・・・?」

A君が言うには、誰かと目があったような気がした、らしい・・・。

動画を戻して、再生。

気のせいか、とも思ったが、どうしても、誰かと目線が合ったような気がしてならない。

背筋がぞくっとした。

「そんなバカな!」

A君は、疲れが出たかと思い、全ての映像をざっと見るだけにしておこうと思った。

三物件、録画を再生した時点で、冷たい汗が浮き始めた。

「なんだ・・・これ」

それぞれが違うデザインの部屋。

しかし、最初に感じた、誰かと目があったような気がする、と言う、あの奇妙な感覚が、どの録画を見ても襲ってくるなんて。

生き苦しくなるような胸騒ぎがする。

気のせいだ、疲れてるよ。

A君の体は、だんだんと冷たくなっていった。

そして、気のせいである事を確信する為に、もう一度、初めの物件から再生することにした。

もう、真夜中に近く、家の中は森閑としていた。

パソコンのキーを叩く音だけが、異様に耳につく。

「は・・・・?! な、なんだよ、これ!!」

誰もいなかったはずの録画再生。

何かと目が合った気がしただけだったのだが、二度目の再生の映像の中に、クロークの中でぶらん、と首を吊った人間がいた。

A君は混乱し、激しい恐怖に全身が固まった。

「なんだよ・・・、なんだよ、これ・・・!」

事故物件

問題物件

A君は、巷でよく聞くが、聞き流していた用語に叩きのめされた。

なんと。

七物件、全てに、異様な死に様が写り込んでいたのだ。

「そんな、バカな・・・、そんな」

再生する度に、その不吉な死に様は明確になってきた。

あらゆる可能性を無理やり考えもした。

だが、五回目の再生で、首を吊っている男がじわり、とカメラの方を向いた。

目が合った。

「ぅうわぁ~っっ!!!」

A君は、パソコンの電源をばちっと切った。

震えが止まらない。

ギョロリと飛び出しかかったような目玉が、A君を見てニヤリ、と口を歪めたと言う。

階下でミミがまた、激しく吠え始めた。

A君は、衝動的にビデオのメモリーを二階の窓から全力で遠くに投げ捨てたそうだ。

それでも、目から入り込んだ恐怖を消しきれない。

なんと、パソコンとビデオ・カメラも、翌日、売り払ってしまったと言う。

会社で塞ぎ込み、顔色を悪くしていると、先輩がニヤニヤと笑いながら言われたそうだ。

「新入りのおまえがさ、まともな物件、任されると思ってたのか?」

A君は、驚いて先輩のニヤニヤ笑いに言葉をなくしていると。

「俺は、さ、死んだ連中共々、ああいう物件を売り飛ばしてきたからな。まだ、この会社で特別ボーナスをもらえてるんだよ」

A君は、その日を限りに、会社を辞めた。

二度と、不動産屋には勤めたくない、と言う。

お願い

怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
サリーさんの怖い話を朗読していただけたら幸いです。
その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

とお約束

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