赤い電話

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サリーさんの体験した怖い話だよー

赤い電話 字幕付き

赤い電話

18になったばかりだった私の級友、F子は高校を中退した。

理由は、妊娠だ。

出産と育児のために学業を捨て、未婚の母を選択した。

今思えば、なかなかの根性である。

私とF子は、さほどの友人というわけでもない。

しかし、なぜか。

F子は、私のことをよく覚えていた。

たまたま帰郷した折に、たまたま出くわしたのだが。

F子は、それは懐かしそうに話しかけてきたが。

私の方は、これといって、思い出すこともなかったので、困った。

行きがかり上、喫茶店に入ることになったが。

本当に、こっちは話すこともない。

私は、ただ。

すっかり母親になったF子に頷いていた。

そんな、F子から聞いた話だ。

F子は、女の子を出産したという。

家族の力も借りながら、子育て中であるようだ。

もうすぐ、1歳になるという。

そんなお嬢さんのお気に入りの玩具は、真っ赤なプラスチックの電話だという。

「それが、さ」

お嬢さんは、飽きもせず、赤い受話器を耳に当てて、理解不可能な言語で会話を続ける。

まあ、子供のことだと、微笑ましく見守っていたらしい。

だが。

「私に、受話器を渡してきてね」

その時までお嬢さんは、誰にも受話器を渡しことはなかったらしい。

F子は、我が子の成長を見た気になり、喜んで受話器を受け取ったという。

「もしもし、ママですが」

受話器に話しかけるF子を、なぜかお嬢さんは恐々と見ている。

じっと、様子を伺うように・・・だ。

「もしもし、ママです !」

F子が、明るい声で受話器に話しかけた。

「オマエ・・・ジャナイ・・・」

低い男の掠れ声が聞こえたという。

「ね、変でしょ !」

F子は、おかしな表情で、冗談めかした。

私は、鳥肌が立ったが、関わり合いになる気はなかった。

「育児疲れ、かな」

私は、笑みを作って、出任せを言った。

「あはは、そうよねぇ!」

その後、F子には、会っていない。

お願いとお約束

また、怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
サリーさんの怖い話を朗読していただけたら幸いです。
その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

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