水が怖い

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サリーさんの体験した怖い話だよー

ミスがが怖い

水が怖い

前世鑑定のご依頼の理由は、お客様それぞれだ。

つい先月に、ご依頼を受けたお客様の場合。

「私、水が怖いんです」

「ああ、そういう方、いますよね」

妙に重く静かな声で言われたので、 ついサラリと答えたのだが。

「そんなもんじゃなくて」

「と、言いますと」

仮にOさんとしよう。

「もう、生活も危なかとです」

水恐怖症・(Aquaphobia)」という症例もある。

洗面器の水にも、鳥肌が総立ちして悶絶してしまうらしい。

だが・・・。

「コップの水も飲めんようになったとです」

「はぁ」

Oさんは、コップに注がれた水を見ただけでも、

喉が潰れたようになり、息ができなくなるらしい。

心療内科や、精神科も常連、脱水症状をよく引き起こすので、内科に点滴に通ってもいるという。

「ふむ、で、前世を知りたいと ?」

「はい、もし前世とかあったら、溺れて死んだんかもしれんし」

「だから、水が怖いと」

別に、”療法”とか、そんなものではなく。

ただ、原因がわかれば、納得がいって、軽減する場合も無きにしも非ず。と言う程度だが。

「はい、まあ、とにかく」

私は、Oさんの前世鑑定を開始した。

果たして、Oさんの前世は、

溺れて死んだ ?

いや、そうではなかった。

では、水場で殺された ?

それでもない。

それどころか、天寿を全うして、陸の上のベッドで、静かにお亡くなりであった。

「前世の因縁ではないですね」

Oさんは、がっかりの顔色を満面に表していた。

ん・・・?

ふっと、いや、気のせいか。

乾いた部屋では臭わないはずの匂いがした。

湿っていて、微かに重く、日に晒された海水のような・・・。

私は、気の所為にしておこう、と思った。

今日は、前世鑑定だけだ。

他の仕事は、依頼されていないし。

「では、また」

「はい、では」

私は、余計な「何か」は、見ないようにしようとした。

Oさんは、テーブルを立ち、その場を離れた。

見ない、見ない。

私は、すぐに携帯を取り出し携帯に集中した。

びしゃ・・・っ、びしゃ・・・っ

鳥肌がぞわり。

耳に不快な音がした。

「あの・・・」

びくっとして飛び上がってしまった。

帰ったはずのOさんが、目の前にいた。

浜に打ち上げられて、日に晒された海藻の臭いがする。

「傘、忘れちゃって」

Oさんは、照れたように笑って、忘れていた傘を取った。

「すみません、じゃ、また」

「あ、はい、では」

前世の因果ではない。

煮崩れたような水死者が、Oさんの後を這いずるように付いて回っていただけだ。

水が怖いのは、Oさんではない。

それが、良くも悪くも。

その日以来、Oさんには会っていない。

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