某団地の話 其の三 足首

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連日連夜続く怪奇現象に追い詰められたサリーさんのとった行動とは!

【怖い話】某団地の話 其の三 足首

某団地の話 其の三 足首

前回にも書いたが、この団地の出る出る時間は、夜明け前だ。

夜よりも暗い日の出前である。

薄っすらと白んでくる山際を除いては、執念めいた夜の闇が居残っている。

そんな、夜明け前に・・・。

どん!  と突かれて目を覚ますことがよくあった。

人であれ、何であれ、姿が見えないと、次第に慣れてもくる。

不思議だが、慣れはあるのだ。

その日も「ああ、また」と目は閉じたままであった。

だが、いつもと違うことがある。

「ん・・・?」

さっさっさっさっ・・・

とすっとすっとすっ・・・

ざっざっざっ・・・・

音がする。

何か音がするが、はて、何の音か?

さっさっさっ・・・・

ずっずっずっ・・・・

私は、目を閉じたまま、考えていた。

とっとっとっ・・・

ひたっひたっひたっ・・・

いつまでも、音が収まらない。

うっすらと目を開けた。

寝ぼけ頭で驚いた。

ベッドの上から見渡す限りに、足首が。

ざっざっざっ

すっすっすっすっ・・・

白い靴下を履いている足首、裸足の足首、臙脂色の足袋を履いている足首、子供から大人まで。

さまざまな足首だけが、部屋の中を縦横無尽に、歩き廻っている。

足首から上が、無いのか、見えないだけなのか。

私は、次第に目が覚めてくる。

だが、足首の群れは、まだ見えている。

はっきりと目覚めた。

しかし、足首たちは消えてくれない。

夢じゃ・・・、ないな・・・

なんという、風景だろう。

異様にもほどがある。

私は、半分恐怖、そして半分は怒りによって、半身を飛び起こした。

すると、足首たちの歩行は、ぴたりっと止まり、すう・・・っと消えた。

月に何度か、足首たちは現れて、煩く歩き回っていた。

いい加減、腹が立ってきたので、

開いたゴキブリ・ホイホイ”を敷き詰めてみたり、画鋲を撒いたりしてみた。

今思えば、かなり馬鹿馬鹿しい。

相手は、人外である。

足の裏に粘着性のある仕掛けが張り付いて、無様な事態になったり、画鋲が刺さって、

痛い思いをしたり、するはずはない。

と、思ったが。

なぜか、現れなくなった。

理由は不明だが、とりあえず、結果オーライであった。

お願いとお約束

怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
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その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

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