某団地の話 – 其の二 – 鏡

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今日も昔サリーさんが住んでいたヤバい団地のお話だよー!

【怖い話】某団地の話 其の二 鏡

某団地の話 – 其の二  鏡

なにしろ、寝入り端の悪い、寝覚めも悪い部屋であった。

あの部屋で、一番、怪しいことが起きるのは、いつも夜明け前だ。

あれは、冬の早朝だった。

夜明け前の闇は、夜中のそれよりも深いという。

5:05

部屋の中の電気が、心許無く思えた。

窓の外から、闇が沁み込んで来ているような気がした。

寝ぼけ眼で、洗面所へ行き、電気を点けようとして、ふと鏡を見た時だ。

全身の鳥肌が総立ちになった。

心臓が、ずくりっと痛んだ。

真っ黒い女の頭が映っている。

びしっと身体が固まった。

しかし。

あ・・・。

笑いが込み上げてきた。

電気を点けると、ヘラヘラと笑う私が映っている。

なんだ・・・。

私は、寝ぼけていた自分を笑った。

歯を磨き、顔を洗って、

電気を消して、キッチンへ行った。

ふと、電気を消した暗い洗面所を振り返った。

止めといた方がいい。

心の声が言った。

グニャアァッと、目の前が歪んだような気がした。

冷蔵庫の向こうに立てば、さっきと同じように、洗面所の鏡に映る私が見えるはずだ。

思考が混乱し始めた。

鏡に映っていた真っ黒い女の頭。

どうして、女だとわかったのか?

髪の毛が肩に掛かり、長くクシャッとしているようなシルエットだった。

私は、自分の頭を触った。

寝る前に、いつも三つ編みをする。

肩に掛かる髪などない。

横合いから射すキッチンの灯りがあるから、真っ黒になんて、映ろうはずがない。

真っ黒い女の頭。

真っ黒い中から、

ジッと見つめてくる二つの目浮かび上がってきた。

私・・・じゃない・・・?

部屋中の電気を点けた。

それでも、洗面所のある所から、暗い闇が静かに流れ広がろうとしているように見えた。

日が昇り、辺りが明るくなってから、洗面所の鏡に雑誌の1ページを貼り付けた。

いや、確かめたわけではない。

だが、二度と見たくなかった。

お願いとお約束

怪談朗読をされておられるYoutuberの方々。
サリーさんの怖い話を朗読していただけたら幸いです。
その時は、一言ください。そしてHPのリンクを貼ってください。
約束だよ!!

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